よく質問されることをこちらのページでまとめています。


ピラティスでやせますか?

痩せる効果が、かなり期待できます。

骨格の配列を整えるので、歪みが直り、内側から正しい状態(美しい姿勢)になります。歪んだままの身体は、怪我をしやすく、腰痛、肩こりなどが出やすいのです。見た目もスタイリッシュ、セクシーではなくなります。また、血流が悪くなったり、基礎代謝、生活代謝が上がらず、消費カロリーが少ない身体になりがちなので、ピラティスによる正しい骨格と呼吸パターン(呼吸も運動です、無意識に行なう呼吸もインナーマッスルを使うので)を身体に馴染ませると、痩せやすい身体になるといってもいいでしょう。

 


ピラティスとヨガの違いは何ですか?

結論を申し上げると、私自身、ヨガの指導者ではないため、はっきりしたお答えは出来ません。ただ間違いなく、私自身はピラティスとヨガの組み合わせはいいと感じております。私もヨガが大好きで、いちファンですが、私の経験上、ヨガはピラティス同様、自分自身の身体、心、精神と真剣に向き合う時間を提供してくれます。それゆえに集中力も養え、気づきも与えてくれます。また様々なポーズをとることによって私生活では硬直しているであろう大筋群のストレッチ効果や関節可動域の向上が望めます。さらには『呼吸』という普段は意識もしないであろう、本来は一番大切な生命維持活動にもお互いフォーカスしています。是非ヨガとピラティスを組み合わせてボディメイクしてみください。その相性の良さを感じられることと思います。

 

また同じ質問をピラティスやヨガのインストラクターに尋ねてみてください。指導者や流派などの違いによっては様々な目的やアプローチ方法が存在する思うので、それゆえにどのお答えもとっても魅力的で刺激になり、皆様のボディメイクにきっとお役に立つことと思います。私自身、これからも積極的にヨガにチャレンジして行こうと思っております!

 


体力に自信がないけど大丈夫ですか?

ピラティスは、1つの動作に対してモディフィケーション(やさしくする)があります。1つのポーズに対して柔軟なバリエーションがあるので、無理に辛い姿勢を続けることがありません。だから、老若男女、誰でも楽しめるのです。妊婦さん用のピラティスもあります。


なかなか変化があらわれないのですが…

私の経験からいうと、「効果があらわれない」という方の9割の方は正しく動けていない結果です。

目的と違う筋肉を使ってしまうことが多々あります。例えば、スポーツ経験のある方ほど、結果が出にくい場合もあります。経験による自分の動きによって、筋肉や関節を動かすからです。まずは、焦らないで、大きく動かそうとしないでください。ゆっくり落ち着いて、トレーナーの指導した動きを、忠実に繰り返してみましょう。「チェック」→「修正」の繰り返しが、積み重なって結果を生みます。人によっては、今までのやり方を「チェンジ」することもあります。


ストレッチQ&A

 筋肉は関節を挟むように、起始部から始まり停止部で終わっているゴムのように考えてみて下さい。その間隔を広げられて(ゴムを伸ばすように出来て)はじめてストレッチになるという事です。実際、何となくストレッチのように見える動きでも、実は起始部停止部が、まるで離れていないことって多いのです。たくさんある筋肉の起始部停止部を覚える事は大変なことですが、この事を知るか知らないかは、決定的にストレッチの効果を別けるのです。

 ぶるぶる震えるという事は、自分の筋肉の限界を超えて伸ばし過ぎているのではないでしょうか? もう少し手前(少し余裕を持てる可動)で維持してみて下さい。私たちの身体は、高度な防御システムを持っていて、危険と脳が判断すると、怪我をしないために筋肉に指令を出してそれ以上伸ばさないようにして身体を守ろうとします(伸張反射)。ストレッチは「ほど良く痛気持ちいいところでキープしましょう」とよく言われるのはそういう根拠です。

 よくこのようなことは聞かれるのですが、みなさん、固いからこそやる必要があるのです!  人と比べずに、苦手な事を1つ1つ解決していけば柔らかくなっていくものです。まずは、自分の「苦手」「固い」という固定観念で恐れずに、とにかくやってみましょう。やれば意外に簡単に伸びますし、結果が出てきます。結果が出れば楽しくなってきますよ。

 息は止めずに、呼吸をして下さいストレッチをかけるときには伸張反射という防御システム(脳が危険と判断すると怪我をしないように、筋肉に指令を出してそれ以上伸ばさないようにして身体を守るしくみ)が働いてしまうので、このシステムを解除するには、副交感神経を優位にする必要があります。そのためには腹式呼吸をするのがいいのです。出来るだけゆっくり、大きめに口から吐く呼吸をして、リラックスしてストレッチをしてみて下さい。

 まず、自分の「筋バランス」が崩れているという事実に気がついた点が素晴らしいですね。

お身体の変化をもたらす良いチャンスが到来したと喜んで下さいね! 私を含め、多くの生徒様も、なかなかご自身について知る機会自体が少ない現状ですから。

ご質問の答えですが、まず左右差を無くすよう、努力していくこと。バランスを取るために、硬い方を多少なりとも多めに行って、常にその経緯を観察する気持ちを持ちながら、調整していくことをオススメ致します。ただ、1番の問題は、どうしてバランスが崩れるに至ったかです。私生活の癖や、エクササイズや歩行など身体を動かす際のご自身の習慣、その他過去のお怪我による影響や精神的な問題。いろいろ可能性はありますが、必ず原因があるはずです。常に日常生活を見張るつもりでストレッチに反映させてみてください。

 

最後に、解剖的な説明を付け加えますと、筋肉の働きとは、関節を動かしたり安定させるために、関節をまたぐように骨と骨を繋ぐ働きをしております。つまり、ほぼ左右対称的な骨格配列を持つ私たちにとってみれば、左右差があるという事は、その部位におけるバランスが崩れることは勿論、その崩れたバランスを補う形で、他の部位のバランスが崩れていく事を意味します。骨格配列が乱れるという事は、動きのみならず骨格の中にある内臓の動きも制限されてしまう可能性もあり、出来るだけ避けたい状況ですね。柔軟性の左右差がある筋肉によって、どの関節や動きが制限されているのかを意識し、そこを向上させていくという、例え小さくても明確なゴールを設定して、ストレッチを楽しんでみて下さい!

はい。たくさんございます。

腰をはじめとする肩や膝の不調が改善されている方も多く、中には昔不調があったとは思えない程アクティブに色々なエクササイズやお習い事や趣味にトライしている方も日々後を絶ちません。

ただ、その前に何点かご確認頂きたい事がございます。

1.) まずその痛みがどのようなものなのか。自発的かつ、酷い場合などはしっかりと医師の診断を受け状況を把握しなければいけません。2.) の上(医師の許可が出た上)で、今行うべき動作、行なってはいけない動作等を状況から把握(推測)し、エクササイズを行っていきます。3.) 更には実際に(推測の元)行なった結果を慎重に吟味しながら再度、今後の方向性を調整し、先に進んでまいります。痛みに対してここまで慎重になるのは、4.) ピラティスやストレッチは痛みの治療ではなくあくまでも“改善”や“予防”という位置付けであり、5.) 我々の身体は(痛みも含め)皆それぞれ歴史や現状も異なり、一つとして同じ方法で改善されていく事はないと思っているからです。

痛みをお持ちの方々へは、今申し上げた様々な可能性をご理解頂いた上で、目の前にあるプロセスゴールを一つ一つ共に超えていくスタンスでレッスンにご参加頂いております。

はい。その可能性は高まると思います。しかしながら、断定は出来ないというのが正直な答えです。

 

というのも私の知る限り、腰痛の原因は様々で、最先端科学を持ってしてもその原因を限定するには至っていない、非常にデリケートな問題だからです。ですから念の為、今腰痛でない方もその原因についてある程度知っておく必要があると思います。その上で腰痛予防策としてのストレッチを行なっていただく事をお勧めします。

まず、腰痛と一言でいってもその原因は様々で、1. 内臓系の要因 2. 姿勢的な要因(猫背や反り腰など骨格の配置が明らかに悪く、動きの中で、もしくは静止した状態でもバランスをとるための代償的な要因で痛みが生じている)

3. 精神的ストレス要因(仕事や家庭環境などから生じる不安やイライラ) 4. フィジカル的ストレス要因(仕事や趣味などで長時間椅子に座っていたり立っていたり、その他、私生活自分の動きに癖があったり、スポーツなどによる反復動作などからくるものなど) 5. 就寝時、寝返りが少なく同じ姿勢が続いている 6. 先天的な問題

などあげたらきりがありません。これ以外、他にもいくらでもあるでしょう。ただ、どの原因もストレッチが「予防効果」を高めるものがほとんどで、少なくともマイナスに働くものは私の経験上稀だと思います。腰痛は非常にデリケートな問題ゆえ、もし生じたらその症状にもよりますが、まずは医師に相談下さい。その上で、ストレッチ等エクササイズの許可が出たら、我々トレーナーとフィードバックを大切にしながら着実に前進して行くといいと思います。